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Channel: スポーツナビ+ タグ:ダイナマイト打線
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ランディ・バース、掛布雅之、岡田彰布 vs 槙原寛己 名勝負列伝 ~その9~

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落合博満 vs ランディ・ジョンソン  名勝負列伝 ~その1~野村克也 vs 伊原春樹 名勝負列伝 ~その2~岡田彰布 vs 野村克也(前編) 名勝負列伝 ~その3~岡田彰布 vs 野村克也(中編) 名勝負列伝 ~その4~(作成中)岡田彰布 vs 野村克也(後編) 名勝負列伝 ~その5~(作成中)長島茂雄 vs 新庄剛志 名勝負列伝 ~その6~原辰徳・怒りの一撃 名勝負列伝 ~その7~嶋基宏・氷壁の盗塁刺師 名勝負列伝 ~その8~の続きです。槙原寛己通算成績 463試合  159勝  128敗  56S  防御率 3.19巨人の80年代~90年代を支えた好投手、ストレートの眩しさが印象に残る。更に内訳を探れば―対阪神戦 38勝 10敗 10完封 プロ初勝利も阪神戦、プロで唯一放った本塁打が甲子園での阪神戦であり球団5000号メモリアル本塁打。阪神戦を得意としていた、いわいる阪神キラーといえる成績ですが―何故かそういった言い方はあまりされません。その一つの要因は、当時の阪神を得意としていないピッチャーを探す方が難しいことが挙げられますが―槙原さんの阪神戦10敗の内には、あまりにインパクトの深い負けっぷりが内包されているということも一因でしょう。新庄さんの敬遠球打ちの前に膝をついた事が記憶に新しいところですが―、今宵は槙原投手の阪神戦10敗の内、最も密度の濃い1敗が訪れたシーンを御紹介しましょう。1985年04月17日 巨人-阪神2回戦(甲子園)この年、カープとの広島での開幕戦を逆転サヨナラ負けで落とした阪神は、甲子園に戻っても打線に勢いがつかない―開幕から4試合目のマウンドに立ちはだかる槙原投手を打ち崩せないまま7回裏、スコアは1-3、巨人のリード。しかし、阪神がこの回反撃、ツーアウトながら1塁2塁のいわいる一発出れば逆転の場面―ランディ・バースメジャー時代はその長打力から『ニューヨークからロサンゼルスまで飛ばす男』と呼ばれたが、足の故障の為に守備が出来ずレギュラー獲得には至らなかった。1983年に阪神入団。しかし、1988年に球団と衝突し、一人の少年の何気ない一言で怒りの帰国とあいなったという説もある。通算成績 614試合 打率.337 HR 202 打点 4861985年 打率.350 HR 54 打点 134 三冠王1986年 打率.389 HR 47 打点 109 三冠王髭をそるだけで一億円を稼ぎ出せた男。しかし、その年、その打席までわずか1安打―、打率.133 HR 0解説者が今年のバースは大振りになっているからレフト方向に流すことを推奨する状態。一発が出れば一気に逆転という実況の昂ぶったコメントは、そういう色気を出すとピッチャーの術中に嵌るという解説の一言で切り返された。が―初球―、内角を通すはずだったスライダーにバースのバットが反応した―伝説の3連続バックスクリーンホームラン youtube動画バックスクリーンに白弧が描かれ振り返ったままマウンドにしゃがみこむ槙原寛己バースのガッツポーズがそれまでの苦しみを物語っているようだ。3-4 一発で形勢逆転―王監督もベンチで唖然、槙原続投。掛布雅之通産成績 1625試合 打率.292 HR 319 打点 10191985年 打率.300 HR 40 打点 108 (無冠)本塁打王3回 打点王1回 練習の虫とよばれ、努力で阪神の4番に上り詰めた。蚊のカッチャンのCMが鮮烈だった。掛布さんは前日の巨人戦でその年の第一号となる本塁打を放ったものの、未だに本調子ではないようにみうけられた。打率.273 HR 1しかし、掛布さんも続いた―カウント1-1から144キロのスピード表示を残し打球はセンターへ―センターのクロマティが見送った白球はバックスクリーンの左へ飛び込んだ。阪神ベンチはお祭りムード、平田選手がホームランを打ったかのようにみえる。平田勝男 ムードメーカー ○巨人・王監督の目は虚ろ。槙原投手は気丈に振舞う。今では、バックスクリーン3連発といわれていますが、掛布さんの打球は左に逸れていて、お客さんがキャッチしています。しかし、一人の男がこれをバックスクリーン3連発といわしめる存在に仕上げたのです。岡田彰布

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